これはZW3Dを用いたモデリングをわかりやすく、誰でも簡単に出来ることを目的に連載を行っております。
今回は赤外線体温計の設計です。3Dモデリングの基礎を学ぶのに最適な題材です。

ステップ1:温度計の輪郭を描く
温度計の大まかな輪郭をスケッチのYZ平面で描きましょう。

ステップ2:温度計のヘッドのプロファイルを描く
まず、「参照」コマンドで、始点と終点を作成します。詳細は下図のように参照点を作成し、次に、プロファイルに
接する2つの補助線を作成します。最後に、参照点を接続し、構築線に接するブレンド曲線を作成します。

連続性の基準となる上部及び下部の輪郭を押し出します。次に、「メッシュサーフェス」コマンドでヘッドのサーフェスを作成します。
そしてヘッドサーフェスと押し出しサーフェスの間にG1(接線)連続性を設定しましょう。

ステップ3:度計のハンドルのサーフェスを作成
ハンドルのプロファイルを描いたら、上記のステップのようにハンドルのサーフェスを作成しましょう。

ステップ4:ヘッドのサーフェスを曲線でカット
ヘッドのサーフェスにハンドルの輪郭と交差する曲線を作成します。そしてヘッドのサーフェスを曲線でカットしましょう。

ステップ5:ヘッドとハンドルの間の接続サーフェスを作成
ヘッドとハンドルの間に接続サーフェスを作成します。
接続サーフェスは、隣接するすべてのサーフェス間に接線が連続する必要があります。

ステップ6:表面を厚くしてソリッドにする
より綺麗な外観のためにエンドキャップとフィレットを追加します。
次に、表面を厚くしてソリッドにします。これで、体温計の半分の部品を完成しました。

ステップ7:半分部品をミラーリングして体温計のボディを作成
ミラーリングコマンドで、半分の部品をミラーリングしましょう。

ステップ8:体温計にフィーチャーを追加
ロゴ、パネル、ボタンとトリガー用の穴、LCD画面など、体温計にいくつかのフィーチャーを追加しましょう。

ステップ9:バッテリービンのカバーと赤外線センサーを作成
「分割」コマンドで、体温計のシェープを分割し、バッテリービンのカバーと赤外線センサーを作成しましょう。

ステップ10:体温計の最終設計
トリガーとボタンを作成します。これで体温計の設計は完了です!
