テクニカルノート

ZWCADが異常終了した時の図面データを回復する方法

異常終了による図面データの損失を最小限にするために、ZWCADは以下の回復方法が提供されています。

1.*_recovery.dwgファイルからの回復方法
このファイルは、*.dwgと同じフォルダです。異常終了が発生した時に、下図のように、表示されたダイアログボックスの画面で、「はい」をクリックすると、このファイルが保存されます。

異常終了画面

このファイルで、異常終了による図面データの損失を一番最小限に減らすことができます。異常終了が発生した時に、上図のようなダイアログボックスが表示されないままで終了した場合は、2と3の方法で回復します。

2.*.bakファイルからの回復方法
このファイルは、*.dwgと同じフォルダです。元のDWGファイルのバックアップとして、手動で保存する時に、その図面データがこのファイルに保存されます。拡張子bakをdwgに変更すれば、開けます。

3.自動保存*.SV$ファイルからの回復方法
このファイルは、下記のフォルダに保存されます。

WindwosXPでのフォルダは、C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Temp です。

Windows7またはWindows Vistaでのフォルダは、C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Temp です。
「ツール」→「オプション」の「開く/保存」画面で、下図のように、「自動保存」がチェックされた場合、設定した時間間隔で、このファイルが、自動で保存されます。
拡張子SV$をdwgに変更すれば、開けます。

オプション画面

4.*.z$wファイルからの回復方法
このファイルは、*.dwgと同じフォルダです。最後の回復方法として、DWGファイルを開く時にの図面データをこのファイルに保存されます。
正常終了した時に、このファイルが削除されます。
もし、1と2と3の方法でも回復できない場合は、このファイルで、DWGファイルを開く時にの状態に回復できます。
拡張子z$wをdwgに変更すれば、開けます。

ZWCAD