1月も冷えますね!ZWCAD JAPANのKENTAです!
今回のテーマは引き続き建築設計(アーキテクト設計)に必須な10のコマンドです。
本編では Part2となっており、5つのコマンドを紹介させて頂きます!
それでは早速行きましょう!
注意:本記事はZWCADにおける建築設計で使える便利コマンドを紹介することを目的としており
CADのアドオンの紹介ではございません。ご了承ください。
6. REGEN
REGENは「Regenerate」の略です。図面を更新するのに便利なコマンドです。建築設計では主に
ジグザグ曲線を書いた後に実行して見た目を滑らかにするために使用されます。
手順:
- モデル空間を右クリックし、[オプション…]を選択して、[オプション]ダイアログボックスを呼び出します。
- [表示解像度]セクションの[円弧と円の滑らかさ]の値を増やし、[適用]、[OK]の順にクリックします。
- [REGEN]を入力し、モデル空間でEnterキーを押します。
これで、エンティティがよりスムーズになり、建築デザインがより見栄えよくなります。
7.SKETCH
SKETCHを使用すると実際のペンのようにフリーハンドで線を作成できます。
図面にアタッチしたPDFファイルに地形図を柔軟にスケッチする方法を見てみましょう。
手順:
- [XREF]を入力し、Enterキーを押して、PDF形式の地形図を添付します。
- [SKETCH]を入力してEnterキーを押します。
- セグメントの長さは、小さいほど輪郭が正確になるため、できるだけ短く指定してください。
- クリックしてスケッチを開始します。
- もう一度クリックしてスケッチを一時停止します。
- ENTERを押して、スケッチを終了します。
ヒント:地形図を直接読む方法として、PDFIMPORTの代わりにXREFを使用した理由を疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
その理由は、PDFIMPORTは、CADプログラムで生成されたPDFファイルのみを線、円弧、円などのCADエンティティに変換できるためです。ほとんどの場合、CADプログラム以外の他のソフトウェアによって生成されたPDFファイルはCADエンティティに変換できませんが、外部参照として添付するためにXREFを使用して手動で変換できます。
8.SPELL
建築設計ではスペルミスがつきものです。チェック作業も負荷が大きく悩んでいる方もおおいのではないでしょうか。
ZWCADでは専用の辞書に基づいて、テキストに問題がないことを確認するSPELLコマンドがあります。
手順:
- [SP]を入力してENTERを押します。
- スペルをチェックするエンティティを選択し、Enterキーを押します。
- [スペルチェック]ダイアログボックスで、スペルの提案をクロスチェックします。
上記の手順を実行した後、スペルミスがないかを確認できます!
ヒント:デフォルトでは、ZWCADにはen_US.dicという1つの辞書があります。
さまざまな言語でより多くの辞書を使用するには、[スペルチェック]ダイアログボックスの[辞書の変更…]ボタンをクリックして[辞書の変更]ダイアログボックスを呼び出し、[ダウンロード…]ボタンをクリックしてさらに辞書を検索します。
日本語の辞書をダウンロードしたら、最初にディレクトリC:\ Program Files \ ZWSoft \ ZWCAD 2021 \ Supportに配置する必要があります。
次に、ドロップダウンの[メイン辞書]リストから選択して[OK]をクリックすると、ロードすることができます。
9. TP
ツールパレットの略であるTPは、ブロック、ハッチ、および一般的に使用される描画ツールの倉庫のようなものです。
「Ctrl + 3」でツールパレットを呼び出した後、エンティティをそこから図面にドラッグするだけで実行可能で、その逆も可能です。
以下のGIFは、この機能をわかりやすく説明するために作成しました。ご覧のとおり、テーブルセットを直接TPにドラッグして保存しています。
次にテーブルをドラックアンドドロップで図面に配置してみました。
さらに、ZWCADでは、エンティティをデザインセンターおよび外部図面からTPに追加することもできます。
ヒント:ZWCADに他のCADから移行したあとでも、以前カスタマイズしたツールパレットを引き続き使用できるかどうかは不安だと思います。
しかし、他のCADプログラムからZWCADに流用するのは実際は非常に簡単です。そちらの手順も紹介いたします。
手順:
- クリックしてここにTPConverterをダウンロードします。
- このツールを使用して、他のCADプログラムからエクスポートされたXTPファイルをXMLファイルに変換します。
- ZWCADでTPを呼び出します。
- TPの空白部分を右クリックし、[パレットのカスタマイズ]を選択して、対応するダイアログボックスを呼び出します。
- [パレットのカスタマイズ]ダイアログボックスの空白部分を右クリックし、[インポート…]をクリックして、XML形式で目的のTPを選択します。
こうすることで、ZWCADで今までお使いのツールパレットをすぐに使う事ができました。
10. VPORTS
建築設計では、レイアウトビューポートは平面図や断面図などをまとめて表示するために使用されます。
ZWCAD 2021では、各ビューポートのビュー、視覚スタイル、注釈スケールなどをカスタマイズして、プロット効果を向上させることができます。
手順:
- [VPORTS]を入力し、レイアウトスペースでEnterキーを押して、[ビューポート]ダイアログボックスを呼び出します。
- ビューポートの数とサイズを定義します。
- 境界を指定すると、デザインがデフォルトのスタイルで表示されます。
- ビューポートの視覚スタイルとビューを調整します。
このコマンドを使用すると、Gouraud + Edgesスタイルの4つのビューのレイアウトを簡単に取得できます。ZWCAD 2021では、ビューポートレイヤー機能を使用して各ビューポートの特定のレイヤープロパティを強調表示することもできます。
ヒント:VPORTSを使用して不規則なビューポートを作成することもできます。
手順:
- レイアウトに形状を作成します。
- [ビュー]タブの下の[ビューポート]パネルに移動し、ドロップダウンメニューから[オブジェクト]を選択します。
- 既存の図形を選択すると、その図形の中に図面が表示されます。
または、ドロップダウンリストから[多角形]を選択し、レイアウトに不規則な多角形を直接描画して、多角形のビューポートを取得することもできます。
本編は以上となります。
他に必要な内容があれば常に募集中です!
ぜひともコメントのほどよろしくお願いいたします!
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